クラシックの方々と共演しました。写真クリックで拡大表示されます

 久々のマサ大家のギター近況報告です。4月17日に静岡市のAOIというパイプ・オルガンのあるクラシック音楽に設計されたホールで演奏しました。アイ・メイトと名づけられた盲導犬の育成のためのチャリティー・コンサートはパイプ・オルガンの演奏(バッハの曲)から始まり、チェンバロを取り入れたクラシック音楽を中心に進められ、後半に私と高谷とジャズ・シンガーの冴里で数曲演奏、最後にイタリア・ナポリの歌を歌わせたら右に出る人がいない歌手、青木純さんのコーナーがあり、その後全員で共演という盛りだくさんの内容でした。
 

青木純さんと弦楽隊

ホールの顔パイプオルガン

冴里ちゃんと青木純さん

本番前の弦楽レディー

リッチな楽屋、高谷、PAの清水、きゅうちゃん

 このコンサートではクラシックの若き弦奏者の方々と始めて共演できた事が一番嬉しかったことです。アンコールで「ヒョッコリ・ヒョータン島」と「鉄腕アトム」のメドレーを冴里さんがうまく料理、アレンジし、サンバ、ボサノヴァ系の楽曲なのに弦の方達の演奏がうまく我々と融和してノリも良かったし音楽の表情も豊かでした。ピアノ、ギターのクラシック曲を聴いた経験はありますが、今回のようにいきがかり上、リハーサルから本番まで聴いた事もありませんでした。
 このコンサートを通じて思ったことはヴァイオリンの音色はあの楽器の形態、奏法でしか出ないのだろうという事だった。
 
 自分に置き返ると、テレキャスターでジャズるのが夢でありますが、スタンダードなどを演奏する時など、ウエスやベンソンのようなギターの音色を出したいと思ったら、ギブソンのL-5、ES-175にフラット・ワウンドを張ってあの頃のアンプで鳴らさないとあの音色は出ないゾと当たり前の事を今さらながら思ってしまったのであった。
 
 Be-Bopを追求している竹田和夫氏の最近の器材も同じだもんね。でもヴィンテージ・ギターを弾くという意味ではないですよ。フル・アコに限らずヴィンテージものはボディやネックに対するケアがたいへんだもんね。楽器管理が真剣にできる人、状況だと良いとは思いますが、到底オレには無理だから良いとこ20年くらい前の楽器までで、探してみようと思ってます。
 最近改めてジム・ホールの名盤「アランフェス協奏曲」を聴いていますが、CTIのオール・スターズも含めジムさんのギターは良いなと思い始めています。