竹田和夫カルテット編



 今年に入って随分長いことNAMM ショーの事について報告してしまいましたが、本人も何があったっけ?などと忘れてしまった事が多くなり少し反省しております。

最近のライブ活動のご報告としては、6月から7月にかけて竹田和夫さんがロスから帰ってきて、竹田和夫カルテットのベーシストが急遽来日できなかったため、横浜の関内にあるライブ・ハウス、Stormy Mondayと日立市のコンサートでなんとベーシストという大役を仰せつかったというワケ。
 Stormy Mondayというのは横浜関内にあるライブ・ハウスで今は無きBay MA誌にも紹介されてたお店で、始めて行ったんだけどなんかなじめそうでもあった。
 しかし、車で渋滞に会いませんようにと早く出かけたため、お店にメンバーより早く到着してしまい、始めてのお店でましてやベースということで緊張しているオレに初対面にも関わらず、ママのかづきさんからお手製クッキーや紅茶を御馳走になってほっと一息。これでかなりリラックスできた。

 今回の竹田さんの選曲はジャズ・ナンバーが多かったです。学生のころハコ・バンドでベースを弾いていたゆえ、譜面みながらスウィングはOKてな感じでエレベーを引き受けたわけですが、今回は長年愛用した友人吉岡君のフェンダー・ジャズベースをお借りできなかったため、コロンビア・レコードでA CHIEFというバンドで活動していた現富士吉田市で実家の熱海屋駅前店という料理屋さんをやっている、オレのバンド「マサ大家ユニット」のベーシスト・サミー君のジャズ・ベーを借りていきました。
 こんな事言うのもへんと思うでしょうが、新しいジャズベーはやはり音のキレは良いですネ。
 でも、ソロをとる時などは7フレットからハイ・ポジションにかけて高い音の音量が盛上がってくる67年のジャズ・ベーの方がよりジャジーかなとも思いました。(借り物の楽器で良く言うよ)
 本当だったらウッド・ベースの方がより今回のキャラにはあっていたとは思いますが、オレが未熟なため竹田さんに断念していただいた訳ですが・・・
 

 茨城方面は始めての経験で今まで行った事も無く、上野の駅でも何番線で特急ひたちに乗れるのかなどと要領を得ず少しとまどいましたが、なんとか特急電車に間に合い竹田さん洋子ちゃん、ロス在住ドラマー・ハリー君とも会話がはずみ日立市にあっと言う間に到着した。
 改札を出ると今回のコンサートを主催された会の代表者佐藤さん達のお出迎えがあり、歩いて2,3分のホテルの中の会場へ向かいました。ここでは豪華な中華料理まで御馳走になったりしてとてもリッチな気分でした。
 この日の演奏で出色だったのは洋子ちゃんのIn a sentimental Moodでのブルース・ハープ・プレイでした。この曲はF からD フラットへ転調するのですがオレには自分のプレイ・ポジションもあって本番中はどうやって洋子ちゃんが吹いてるのか見えなかったんですが、あとで「すごい良いプレィだったんだけどブルース・ハープ一本で吹ける曲なんですか」と聞いたら本人いわく「カッコ悪いけどネ、実は縦に2段重ねて吹いてた」とのこと。オレとしてはルックスよりは内容ですから、本当にグッときました。
 竹田さんも早めのRoute 66を演奏中にソロ・プレイする事があったんだけどその時はジョーパスも真っ青のプレイが続出してオレは演奏者側よりも客席側にいて聴きたかったと今でも思ってます。

 今回の来日バンドのCD[KAZ TAKEDA QUARTET]を5枚だけですが仕入れました。 購入希望の方はメールにて大家までお問合せ下さい。