マサ大家のギター近況報告
        
 風を楽しむ季節がやってた2006Vol.2    

風を楽しむ季節がやってた!フルアコ購入しちゃいました。

 今年のなが〜いかつてない寒さを乗り越え、スタッドレスタイアから通常のラジアルタイアに履き替え我がカプチーノの屋根をOpenにして走れる季節がやってきました。

 ゴールデンウィーク頃山中湖は小さな花の富士桜が咲きみだれるのですが、それまでの約一ヶ月の間に山中湖の景色は一変します。 枯れ草の間から山野草が芽を出しあっと言う間に新緑がまぶしい季節になるわけです。

 枯れ草の間を縫ってふきのとうを摘みに出かけたんですがもう取られてしまった後でした。天婦羅にすると最高のおつまみになるんですが・・・残念!  

 この季節は風を楽しみたい人にはうってつけの山中湖です。 こちらは花粉もあまり飛んでないとは思いますが・・・なにぶん花粉症は未経験な僕ですので保証の限りではありません。

 そう言えば、大きなマスクをしてOpen Carに乗ってる人も見かけたりします。

  今年はJazzるなどと前回は宣言してしまいましてJazzギター弾くんだったらウェスじゃろ!「試練の時〜!」などとコアラ仙人の叱咤が聴こえだし、愛弟子チーパオはしゃにむにウェスを聴き漁ってみました。
 もともとイージーリスニングが大好きな僕、幼少の頃からポールモーリア楽団、フランクプルーセル楽団慣れ親しんだ。ジョージベンソンのアルバムの中でも「Breezing」が大好きという耳には「Road Song」「A Day In The Life」あたりからがよかろうなどと思っていました。 でもどうせ聴くならと思い
「So Much Guitar」「The Incredible Jazz Guitar 」「Twisted Blues」「Smokin' At The Half Note 」「Boss Guitar」「Full House」「Jazz Guitar」(海賊版?)をAmazonで買い込みI tunesへかたっぱしから流し込み1枚のCDに編集して車で聴きまくってみたら・・・
「So Much Guitar」に納められてる(Twisted Blues)のスリリングな出だしから脳天延髄蹴りをくらってしまいました。
 (I'm Just A Lucky So And So)という曲のギターメロディーからは都会的な洗練された32小節のBluesを感じたし、「Smokin' At The Half Note 」の(Unit 7)のマイナーBluesからは昔どこにでもあったようなJazz喫茶で飲んだ出がらしの懐かしいコーヒーの味と匂いがよみがえってきましたた。

 どの演奏をとって聴いてみても野太く歌う彼のギターからは楽器を弾くことの楽しさ、難しさ、Jazzを演奏することの喜びが伝わってきました。
 「Road Song」「A Day In The Life」がJazzファンからある意味否定された事が少しわかったような気持ちがしました。  

 熱いウェスにやられて2週間たった頃ほとんど弾いてなかったカスタムショップ製Claptonモデルをお嫁に出しました。
 その結納金でフルアコをゲットしようと思いデジマートに即アクセス。 ギブソンは中古価格も安定した高値なので最初からパスしました。
 当初はカラマズーでギブソンのギターを作っていた人たちが作ってるHeritageはのEagleやSweet 16が良いなと思っていました。
 でもどの楽器店のコメントにもHeritageのギターは音が繊細でハワイアンのカッティングなどにも向いていると注釈がしてあり、改めて今回のメインテーマは野太い咆哮なんで少し躊躇(だいたい楽器店に出向かないでギターを買うのもへんではありますが)してしまいました。
 購入候補には最近注目されているEastmanも上がりました。楽器店で弾いたことありますが、音色はかなり甘く大人好みだったような記憶が・・・しかし中古のギターズの中ではカラーリングが渋い茶色の暗いギターしかなくてパス。
 前々からディアンジェリコやダキスト派のギターの天神(ネックの先っちょ)はでかくてネックとボディのバランスが悪いのではないか?でも大きな事には意味があるのかな? などと疑問の多かったギターについつい目がいってしまいました。
 そしてだんだんダキストのフォルムが良いのではないか?ジムホールも使ってた事だし・・・
新宿Keyの17インチボディは楽器の色つやフローティングピックアップもKent Armstrongがに交換してあり、おまけでオリジナルのピックアップも付けてくれるとの事。僕こういうおまけに昔から弱いの。
 音色に関しては電話口での店員さんの饒舌な説明ですませ、値段も予算に折り合い早速送ってもらいました。
 弦と12フレットの高さも低めでOKギターはやはり17インチは大きくて立って弾くと収まりが悪い感じもしますがこれは慣れの問題。0.12のダダリオのフラットワウンド弦もさほどテンションきつくない感じ、ということはネックの仕込み角度もOKということでしょう。 Tube Worksのアンプにつないで音だしてみたら狙っていた音色が聴こえてきました。
今後のメインギターになりうるかどうかは分かりませんが我が家に今までになかった種類のギターが一台増えたことは確かです。