マサ大家のギター近況報告
     2005年 今夏の出会い

 皆さんお元気ですか?
 暑さ寒さも彼岸まで・・・の自然界の掟どうり、山中湖はもうTシャツだけだと寒 いという状況になってきました。
 今号はとても暑かった今年の夏に御一緒させていただいた方達の御紹介をいたしま す。

 大阪では尊敬するギタリスト塩次伸二さんと心斎橋AppleStore,Another Dreamで と5年ぶりくらいの共演が実現しました。
塩次さんのグイグイと持っていかれるようなリズムに脱帽しました。また、その時弾 いてたLes Paulも僕のLes Paulに対する歪みがちで扱いづらいギターという観念を打 ち砕く素晴しい調整がされてました。今回いただいたLive Collection Vol.1という アルバムのギタートーン、普段の仲間達との演奏ということでとても良い内容でし た。ギターフリークならづずとも必聴のアルバムですよ。お買い上げはこちらからで きます。
http://www.office-karasuma.com/shop.html

 妹尾隆一郎さん西浜哲男さんとも大船ハニービーにて御一緒させてもらいました。 あいかわらずパワフルな西浜さんのヴォーカルに変幻自在の妹尾さんのハープがから んで絶妙な音世界が構築されておりました。またこの日はオーストラリアからWolf MailというBues Manが飛び入り参加しました。Wolf Mailのことはこちらを参照して ください http://homepage3.nifty.com/bsmf/wolfmail.htm
レイボーンのような骨太のヴォーカル、ギターを響かせました。
 余談ですが高谷君のルシールをWolfに手渡したのですがよほど弦が弾きづらかった とみえて演奏後に指をマッサージしてました。高谷君のことだから1弦を0.12〜 0.13ぐらいにしてたんでしょうね。(哀) 

 J.J MilteauとManuというフランスからのブルースハープとギターのコンビも強烈 に印象に残りました。J.J Milteau氏はフランスでは有名なハーピストとのことでし たが、日本での知名度は?などと思っておりました。
彼についてはこちらをどうぞ ところがライブの先々ではたくさんのブルースハーピストが待ち構えていて握手どこ ろかサインまでおねだりするような人気ぶりでした。僕も最終日にJ.Jモデルのハー モニカを買ってサインしてもらいました。どんなところで演奏してきたのかというと 次ぎのアドレスに詳しくでてます。
http://www.kiwi-us.com/~mmi/news/jjmilteau.htm
プレイは「クールでいて熱い」という感じでしょうか?フランスではカルテットで演 奏してるとのことだったんでフランスに飛んでそんな彼も聴いてみたいと思いまし た。
 今回J.JをサポートしたManu(マニュ)というギタリストもギターの名手でした。い ろんなジャンルの曲(フランス民謡からジャズ、ブルース)を披露するJ.Jを低音弦 から高音弦までしっかり鳴し見事にサポートしました。
 大きなManuはタカミネの大柄なエレアコもさほど大きく感じさせず、タカミネギタ ーの表現力の豊かさも再認識しました。

 8月下旬には都山流尺八楽の重要無形文化財保持者である山本邦山先生
詳しくは こちらをどうぞ
との演奏をディズニーランド内クラブ・イクスピアリにおいて行うことができまし た。一緒にジャズのスタンダードを数曲、民謡「竹田の子守唄」を演奏することがで きました。先生の尺八からは長年尺八に込められてきた情念の音色と自由な発想に基 づいたメロディーが絶えまなく聴こえてきました。また御一緒できれば・・・などと 思いました。
 こんな素晴しい出会いが今夏もギターを通じてできました。
さて、この夏はタコマCE-1とRolandのプリアンプが大活躍。タコマの表板の割れた溝 はますますひどくなってはきていますが、ブリッジのピエゾピックアップとタコマか ら出てくる音色の太さは何ものにも替えがたく、これから何年も付き合っていけるよ う、こわれないように大切に弾いていこうと思ってます。