支配人マサ大家のギター近況報告2005/4月
  「春が来た編」

 

 みなさんめっきり春らしくなってきましたね。ここ山中湖はこの数年の内でも最も雪の多い冬でした。3月の初旬なんか2日に1回くらいのペースで雪が降り積もりました。こんな雪解けるのかいな?などと思っていたのですが、4月の声が聞こえるとともに富士山も霞みだして、ふきのとうも顔を出し、小さなオープンカーの屋根を取り外しても風が心地よく感じられるようになりました。

 さて僕の身体はギター弾く事に関しては丈夫にできていたはずなのですが2月からコンディションが今ひとつ。

 2月初旬に銀行関係の方々とのゴルフ・コンペがあって(普通こんな寒い頃企画しますか!?)前日にゴリラの親子が指を指してる看板の鐘山ゴルフ練習場へ行きました。

 その日は0度近くと寒く、準備体操もろくにしないで取急ぎ100球ほど打って帰ってきました。その時は左肘がちょっと痛いかなくらいに思ったんですが、翌日はさしたる痛みもなく楽しくゴルフを終え、宴会も盛上がりました。
 ところが翌日から肘は日増しに痛くなっていきました。医者嫌いなのと雪でも掻けば治ると信じて逆治療とばかり左手を無理して使ってみましたが一向に良くなりません。
 そういう状況なのでさすがのギターバカでもギター練習はさっぱりできない。もともと練習嫌いなので余計に左手が固まってしまったかもしれません。おまけに弾いてないと右手のピッキングやフィンガリングに一番悪影響が出ますよね。

 

 そんな状態にもかかわらず3月初旬ソウルメイツの仕事が舞い込みました。ナンと東京ドームで日韓合同のイベントが行われ冬ソナのB.G.Mに使われた曲を演奏したり新進気鋭の韓国人歌手ZEROさんのバックをつとめるという内容でした。苦節35年やっとドームでの演奏か!と思いきやプリズムホールという小会場でしたが(ホっと安心)

 

 左手の握力はいつもの3分の2くらいでしょうか奏法でいうセーハとかちょっと難しい運指をすると肘に痛みが走る。アドリブも派手な事できないという状況なので、なるべく相方の高谷に難しい押さえをしてもらい、リハーサルではZEROさんからGoodByeという曲で走らないでとアドヴァイスをいただくも、痛みが先に立ち、ついつい先の運指を考えて焦って弾いてしまうという事もありました。韓国ツウの熟女約400人の前での本番はまた別の緊張感もあり(冬ソナ何回も見てるからイントロの音は決してはずせないのだ。)「弾けないギターを顔で弾ききり」無事イベントが終了した時はホッとしました。
 
 その後4月2日まで痛みは続き、身延山の観光協会の方にしだれさくら祭りのイベントに呼ばれ光栄なことに麓坊(ふもとぼう)という由緒あるお寺の境内で演奏することになったのですが、その日は男の身だしなみを整えるべく朝シャワーを浴びた時から40度のお湯なのに冷たく感じたり皮膚が痛いような感じがして体調が悪くなりそうな気配がフツと・・・・・
 身延山へ向かう途中で愛用のコンタックとともにリポビタンDを買いその場でドリンク。身延山に到着したころからもっと体調がおかしくなってきた。右のモノを左に動かすのすらカッタルイ。ただ食欲だけは旺盛。身延まんじゅう食いまくって体力回復を望んだ。

 花冷えの夜に加えて小雨まで降ってきやがった。我々演奏者は本尊に向かって玄関先にて演奏しお客さまは本尊を背にして演奏を聴くというレイアウトをとって寒さと雨をしのいでいただき、「さくら」をバックにした演奏者を聴くというオツな状況になりました。12才未満多数、熟女以上多数の女性、お坊さんたちに見守られ普段だったらノリノリだったんでしょうがM.Cだけは普段以上にすべった。
 背中に貼ってもらったホカロン1個じゃ今宵の寒さ悪寒は完璧に防げません。
 今回も御一緒させていただいたブルースハープのすわさん、ギターの萩原さんの好演に支えられ無事終える事ができました。
その後風邪が猛威を震い発熱、筋肉痛、悪寒、咳、鼻水とほとんどの症状を体験し1週間。
ようやく肘の痛みと風邪が去り僕にも春が訪(たず)ねて来てくれました。